メモ帳

恋の何歩か手前

矛盾しているようでしていない、懐かしいリズム

育休開始からあっという間に5ヶ月が経とうとしている。

仕事があった時は、決まった時間に起きて、決まった時間に家を出て、大体決まった時間に帰ってきて、翌日のために決まった時間に寝て、ということを繰り返していて、少なからず日々、時間に追われている感じがあった。

でも、育休中は、そういった「何時にこれをしなければならない」みたいなものがほとんど無いので、日に日に時間に対する感覚がゆったりしていくのが分かる。

起床も食事も風呂も就寝も、大体の時間は決まっているのだけど、仕事をしていた時ほどしっかりしなくても大丈夫だ。

例えば起床が少し遅くなっても、朝食と昼食を合わせて一食にするとか、そういう風に融通が利くから、慌てなくて済む。

そんな毎日を送っていると、ふと外に出た時、自分の時間感覚と普通に働いているであろう人たちの時間感覚が大きくずれていることに気付く。

街を行く人たちがとにかく焦っているように感じてしまう。

スーパーで食材を選んでいる時、レジで会計をしてもらっている時、横を通り過ぎる自転車や車、とにかくみんな慌てている、ように感じる。

心配は、そんなに慌てている人たちが大勢いる世間に向くのではなくて、いざ自分が仕事に戻った時に、周りに着いていけるのかってこと。

でも、こっちの時間感覚に今慣れてきているから、戻ったとしても慣れてしまうのだろうな。

冒頭では「あっという間に」と書いたのに、その後に続く内容は、時間の感覚がゆったりしているというもの。

矛盾しているようで、でも自分の感覚的にはしていないのだけど、やっぱり文章にすると変だ。

変だけど、こういうの、前にもあった気がして、そうだな、学生の頃のそれかもしれない。