メモ帳

恋の何歩か手前

当然のことなんだけど忘れがちなのでメモ

定時の時間が来て、退勤しようと思ったら上司から育休のことについての提案を持ちかけられた。

簡潔に言うと、育休に入る時期を遅らせて欲しいとのこと。

本人曰く、その提案は独断で会社は一切関係ないとの話だったが、本当のところはどうか分からない。

育休をひと月遅らせてほしいとの提案だったが、それは了承できないと断った。

もし、私がその提案を受けて遅らせたら、その時間は誰が保障してくれるのだろう。会社か、それとも上司だろうか。誰も時間を戻すことはできないのに、私が妻と子供と過ごせるはずだったその時間は一体全体誰が保障してくれるのだろう。

 

育休を取得するのは、もちろん、妻と子供のためで、そしてなにより自分のためでもある。

今日の上司からの相談を受けて、再確認したことがある。

それは、自分で何かを決断して動かなければ、自分のために何かすることはできないということ。

確かに、今、会社はギリギリの人数で回しているので私ごときが抜けても苦しくなってしまうのかもしれない。

でも、それで私に育休開始を延期してくれと言うのは、彼らが己の保身を考えてのこと。

だから、私も私の利益を思って、貫かなければならない。

そうしなければ、私たちはいくらでも搾取されてしまう。

今日、こういう話を持ちかけてくれなければ自分の中でここまでの結論に至らなかったかもしれないので、結果的に感謝している。

当然と言えば当然のことなんだけど、日々に追われると忘れてしまいがちなのでメモしておきたい。